田中産商グループは、1903年(明治36年)静岡コークス商会の設立以来、皆様の日頃からの格別なお引立ての賜物と厚く御礼申し上げます。
現在、当グループは田中産商株式会社を軸にタナカ燃料株式会社、タナカ石材株式会社の3社で構成しております。各社それぞれ独自の事業展開を推進しつつ、お客様に豊かなライフスタイルを提案する「生活産業プロデュースグループ」として、新たなスタートを致しました。
今後もグループ一丸となって地域と共に歩んで参りますので、変わらぬご愛顧ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。
私たち田中産商グループは1903年(明治36年)の創業以来、1世紀以上の永きにわたり、静岡の地域と共に歩んで参りました。
その中で築いた"地域との信頼の絆(きずな)"こそが、長い歴史の中で遭遇して来た数々の変化に即応し、難関を乗り越えて来られた大きな原動力であり、これからも途切れることなく丁寧に積み重ねて行くべき大切な財産なのです。
この『信頼の絆』は地域の生活と文化に根ざし、お客様との親密なふれあいから生まれた私たちの誇りであり、それを更に次の世代へと引き継いで行く事が、企業としての責任であろうと考えます。
そして私たちは、"『顧客満足』を追求する心を大切にする”という会社の風土と、"社員一人一人が『働くよろこびと誇り = 従業員満足』を持って企業を支える"という2つの要素を両輪に、社会に貢献できる"存在価値を持った企業"として次なる節目の二百年を見据えつつ、確実なステップを踏みしめながら『持続可能な経営の実現』を追求し続けているのです。
『本物をめざそう!お客様のために、自分のために、社会のために。』
・・・これが私たちグループが掲げる経営の理念です。
明治の創業期から1世紀以上の歴史の中で、田中産商グループは数多くの会社を設立・吸収・統合しながら再編を繰り返し、事業の枠組み拡大や組織機能の向上を実現して参りました。
やがて平成元年頃、創業以来一貫して主要事業分野に据えてきた石炭・コークス・石油・ガスなどのエネルギー分野を切り離して『タナカ燃料(株)』を設立し、不動産開発事業と内装工事業に軸足を移して行った『田中産商(株)』と、墓石や建築石材などを扱って来た明治39年創業の『タナカ石材(株)』との主要三社によるグループ体制に整えました。
そして、そこから更にグループ全体の事業のベクトルを転換して行ったのは、創業100周年を越えた頃の事でした。
世界の経済情勢の変化や環境問題・少子高齢社会の到来によって、ライフ・スタイルは確実に大きな変化をおこし、安全・快適・健康・ゆとり・経済性などの要素が大切なキー・ワードとなって来るはず。
そこで"従来の商売をなぞる様な延長線上に、明るい未来は無い"と判断した我々は、これまでの業態にしがみつく事を捨て、"新たなライフ・スタイルを総合的にコーディネートする専門家集団"をめざして新たな分野への参入をスタートさせたのです。
『総合エネルギー商社グループ』から『生活産業プロデュース・グループ』への新たな方向は、グループ内のすべての分野が有機的・複合的に連携し合う相乗効果によって、これからの経営ビジョンを更に質の高いものへと導いて行くものと確信しております。